仕事と育児を両立させるのはなかなかたいへんなものだ。育児中は子供の急な発病がつきもので、それに対応する必要がある。病気はいつ発生するか分からない為、両親ともに仕事を抱えている世帯はその事について心づもりをしておかなければならない。子供の急な発病時、仕事を休んでも良いという職場も多い。しかし、欠勤が続くと職場に申し訳ないという思いが出る事もよくある。急な休みをとる事が多すぎたら、職場によっては働き続ける事が難しくなる場合もある。子供が小さいうちは様々な病気にかかりやすい為、仕事を持つ人は何らかの対応をしなければならない。

保育が必要な子供がいて、その子どもが病気になった際、自宅での保育が難しい場合に代わりに預かって面倒をみてくれる場所がある。仕事と育児を両立する人にとって、そのような場所があるとありがたい。市区町村やNPO、民間企業等が一時的に子供を預かる病児保育というものを、施設託児型や自宅訪問型という形式で運営しているので活用すると良い。施設によって預かる基準は様々だが、看護師や保育士が乳幼児から小学生までを保育する為安心である。

職場が育児に寛容な雰囲気がある場合は、仕事と育児を両立させやすい。しかし、育児の為の欠勤により職場に迷惑をかけてばかりの状態になるのは避けたい、という思いに駆られる事も多い。病児保育は、仕事と育児の両立の為の心強い味方だ。万が一の際に活用できるように、事前に内容を調べると良いだろう。